深くて奥行きがある
原作が小説だから?
職場が変わって、仕事がきつくなって、小説も読まなくなって久しい。
久しぶりに活字を読んでみてもいいかなあって、思わせる作品。
小説を読まなくなったのは、忙しいからっていうより、選ぶ時間がなくなって、
売れ筋のものしか手に取れなくなって、内容が薄っぺらなものしか見なくなっちゃったせいなのかもしれない。

結局、時間貧乏ってことかorz
GO!ヒロミGO! 麻生みこと 全8巻
連休明けから、また、しばらくホテル暮らしだ。
面倒臭~。

なんだか何をする気も起きん。

http://ore.to/~gekka/rev/impre0010a.htm
猛勉強して田舎から脱出、晴れて日本最高学府の学生となった羽柴ひろみは、受験で鍛え上げたエネルギーをがすがすオシャレにつぎ込み大学デビューを果たす! が、そのハイテンションとカッコウはT大では浮きまくり、友達の一人も出来ずに途方に暮れる。そこでガリ勉時代を知る、かつて同じ予備校だったヒデキと再会するのだが……って感じで、ヒロミ・ヒデキ・ゴローの三人(あと皐月姐さん)が織り成すハイパワーな学園コメディがこれだ!何度読んでもノリがよくて楽しい

鋼の錬金術師とSOUL EATERを足して4で割ったような感じ。
久しぶりに途中で飽きずに読めた。

http://books.ryuquo.net/%E6%BC%AB%E7%94%BB/gum-comics/%E6%96%AD%E7%BD%AA%E8%80%85%E2%80%95tetragrammaton-labyrinth-%E3%81%84%E3%81%A8%E3%81%86-%E3%81%88%E3%81%84/
出版社 / 著者からの内容紹介
ガス灯が導く繁栄の影で、妖魔が跋扈する迷宮都市ロンドン。下町の教会に仕えるシスター・メグと神秘の美少女アンジェラが、街に蠢く人外の者たちと戦う。聖なる乙女たちの華麗な戦いを描いたゴシックアクションが単行本で登場!!

感想
ストーリー的にはシスターとゴスロリ美少女が妖魔を退治するっていう話。アンジェラ(ゴスロリ)は結構冷徹なとこがあって、躊躇をせずに行動を起こせる。それはメグ(シスター)がすべてであるからと言う理由。いわゆる百合っぽいですが、あんまりその手の深い描写はないかな。戦闘のグロテスクなシーンの方が目立つ。全6巻で完結していて、後半は少し急ぎ気味だったけどアクションものとして楽しめた。テンポがもう少し上手くできていれば、かなりいい作品になったとも思う。基本的にキャラがかわいい。でもステキなおじさんも発生。

http://www.sancya.com/book/book/special_a13.htm
この物語は、互いに心に傷を持つ主人公二人が「漫才」という共通項でつながり、心の交流を深めていく話やねん。自殺した落語家の父を持つ、元落語家で売れないピン芸人の笑太が父の葬儀を抜け出しファミレスにおると、脇から岸部っちゅう男が話し掛けてきよった。なし崩しに岸部のボケに突っ込む笑太。んーで、笑太は岸部に連れられ、なし崩しにマルMグランプリ(M−1やね)に出場することに・・・・


お正月は、やっぱり、お笑いだね。

勢いがあって一気に読みきれる一冊。
別の意味でツッコミどころ満載・・・。
TOKYO MXでは、2007年10月23日(火)から放送開始しているらしい。

田舎じゃ、そんな局は視聴できないので、コミックを探す。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4047139181
僕は全くもって、このマンガの原作を知る世代では無いのですが、このマンガは結構好きです。元々この漫画を描いている人の絵が、読みきりを発表していたときから好きで、単行本を出すのなら買おうと言った気持ちで買いました。
 スーパーロボット対戦でライディーンのロボデザインは、元の形を知っているのですが、このマンガは面白い感じにアレンジと言うか別物になっています。元を知っている人もその点で、別物として楽しめるのではないかと思いました。
 ストーリーは現代のロボットモノの定番、なぞの美少女が突然何のとりえも無い(何か無気力な)少年の前に現れ物語が動き出します。そして何の前触れもなく(伏線的なものはあり)巨大ロボットに乗り込み、なぞの敵を倒します。これも定番ですね。一巻をみていると、主人公の少年がちょっと無気力から脱出するのかしないのかで揺れ動き、どうなるのか期待を残しながら次巻に続きます。「何故自分が戦うのか」とか、まだそこまで主人公が葛藤するわけではないのですが、それだからこそ主人公の微妙な心の動きがゆっくり描いてあるので結構読み易かったです。
 これから王道的にその主人公の葛藤を描いていくのか、それともまた違う視点から主人公を掘り下げていくのか分かりませんが、また次の巻を買いたいと思います。
(以下追加編集)
と思ったんですが、本誌の方に目を通してみるとすでに終わっていました。一巻と打って変わって二巻収録分は超ハイスピードで物語が進み、これは打ち切りだろうと言う壮絶な最終回を迎えてしまっていました。
一巻の何か起こるかもしれないという期待が、見事にどっかにいってしまいました。
一巻だけなら期待をこめて星4っつでしたが、総合的には1つかも知れません。


コミックはぐずぐずらしい。
http://www1.odn.ne.jp/kamiya-ta/privateprince.html
自分がその欲望体系の外にいるようなジャンルの漫画を読むと、まったくついていけなくなるというのは、漫画読みであれば一度ならず体験したことがあるだろう。
前にも書いたとおり、たとえば『キミキス』を男子中高生(または男子中高生テイストの中高年)以外が、なにかの事情で誤って読んでしまった場合、あまりのご都合主義にめまいを覚えるはずである。
男性読者なら放り出しそうな設定ではあるが
円城寺マキ『プライベート・プリンス』はその設定、そして展開、個々のエピソードを聞くだけでぼくのような男オタクはあきれ果てて言葉を失うに違いない。
タイトルがずばり「私の王子様」。1巻は主人公の女子大学院生・桜川都のいる大学(英都大学)に、エストリア国の容姿端麗な王子・ウィルフレッド(ウィル)が留学してくるというとんでもない出だしなのである。
女性に大モテのウィルに、都は当初まったく恋愛感情的興味を示さない。
しかし、都は自らの修士論文執筆の絶対的必要からウィルに接近するが、ウィルのセックス・アピールにまったくなびかない都の態度にウィルは逆にあおられ、なんとかして都を落とそうと躍起になるのであった。
そんな高貴なコーカソイド風ハンサムに言い寄られまくって次第に感情をときほぐされていく都……という話なのだが、ここまでの設定を聞いて、ぐおーと叫んで駆け出す男オタクも多かろう。止めはすまい。

だが、読んでいて「なぜ!?」と思ったのは、主人公の都はウィルのお供に「ミス・メロン」と呼ばれるほどに「巨乳」で、豊満なのか、メガネっ子なのか、つまり無駄に男性読者をひきつけるようなキャラクター設定になっているのかということだった。バイト先のレストランでメイドの格好もするし…(4巻でも表紙になっている)。

同じ連載誌で吉原由紀『蝶よ花よ』(元地主のお嬢さんが零落しOLになってから旧家の使用人のイケメン男性に陰で奉仕されるという物語……orz)の主人公はいかにも女性漫画の主人公らしく、男好きがしない。胸も「B」である。それにくらべてこの『プライベート・プリンス』の方は一体!?と思った次第。

女性系の欲望漫画にはしばしばこういう「なぜか男性奉仕的キャラクター設定」があって「?」と思う。たとえば相原実貴『先生のお気に入り!』シリーズ(イケメン校長とその弟=高校生との間で揺れる女教師)の主人公も無駄にナイスバディである。
沙村広明は「少女漫画家無宿涙のランチョン日記」(『おひっこし』所収)のなかで「私もそうだけど女性作家は割とスレンダーでモデルみたいな体形を描くし男の作家は肉付きよく……ていうか母性的な裸が好きなのよね」(p.181)という古典的な命題についてのべているが、常識的にはそうではないのか?なのになぜ?
それは男性読者を射程距離に入れているためなのだろうか?それとも女性にとってもセックス描写を堪能する上で豊満な肢体を設定することが必要なのだろうか?あるいは男性がひきつけられるという物語の設定上やむをえないことなのだろうか?この漫画の感想を書いているサイトやブログをめぐったが、この点について書いている人は見当たらなかった。知っている人がいたら教えてほしいものである。
しかし、そのような、ぼくからみて意味不明な「男ホイホイ的キャラクター設定」によってぼくはこの漫画を放り出さず、2巻へと進出することができた。メガネっ子女子大学院生というのもぼくの中ではポイントが無駄に高かったのである。
フレンドリーすぎる王室の描写が実はヨイ
王族なのにいきなり都の実家が経営する老舗旅館に滞在することになったり、そこでのくつろぎようがおよそ王族とは思えぬほどにフレンドリーだ。
3巻でエストリアの宮殿へ都がいっしょに行くことになるのだが、多少豪勢さや王宮としての気品の描写はあるものの、およそ王室を訪問したときの格式とは思えない親しみやすさなのである。
ウィルと都を迎える王と王妃は、どう見ても「ちょっとセレブな日本人のご両親」(少し大所の会社の取締役くらいか)でしかない。
だが、それがいいのだ。
たとえばこんなものを惣領冬実『チェーザレ』よろしく、「専門家ごとのチームを組み、考証にこだわった」(朝日07年5月17日付)りしてしまったら逆に台無しであろう。いちいち感情をなじませるのに時間がかかって仕方がない。
むしろ、「世界バリバリバリュー」にしか見えないエストリア王室訪問の描写こそ、ぼくらがあっという間に感情を移入することができる絶妙の温度設定なのである。ソファーで都の日本土産を手に取る王一族の脇に、ぼくは「やるせなす」の二人がいるような気がしてならないのだ。
グラフィックの矛盾・多義性を最大限にいかす
そして、矛盾にみちた漫画的グラフィックもここでは最大限活用されている。
ぼくは先ほどウィルを「コーカソイド風ハンサム」と書いたが、読者がそう思えばそのように見える。しかし、リアル白人というわけではなく、日本の美青年たちの描写と絵柄はほとんどかわらない。ぼくらが異人種に感じる違和だけがきれいに除去されて、読者はウィルに対し、「コーカソイド風ハンサム」と「日本的ハンサム」をシームレスに移行することができるのだ。
すなわち、「王子様との恋」という途方もない出だしにしながら、さまざまな設定やグラフィックが読者にとって自由に調節できるシステムになっていて、瞬時にぼくらの日常にまで降りてくることができるのである。
あと、たとえば4巻にはウィルといっしょにフランスのコート・ダ・ジュールでバカンスをとるなどというシーンも登場する。Lesson17の冒頭はこのリゾート地のホテルで都とウィルがいっしょにバスタブでじゃれているというラブラブシーンつうかエロシーンから始まる。他にも最上級スイートでセックスとか、セレブなご一家との食事とか。
漫画でこういうものを描く感覚というのは、「もし1億円あったらどうするか」ということをおしゃべりで楽しむ感覚に似ているのだろうか。先日『ホームレス中学生』が100万部売れたので印税が1億円以上になるだろうという下世話な報道を、下世話きわまるぼくら夫婦が見ていたのだが、ぼくの本が100万部売れて1億入ってきたら何をするかという話になった(すいません馬鹿丸出しで…)。娘の学資に必要額残そう、左翼組織とボランティアに一定寄付しようと言ったが、あとが思いつかず、「漫画をおくためにもう1室アパートを借りる」というショボイ結末になった。
そんなことをあれこれ想像する感覚に似ている。美男子とセレブな余暇をすごすとしたらどう楽しいかをあれこれ想像してみるということだ。
こうしたシーンでも、この漫画はわりと設定や風景描写がいい加減で念入りでないことが、逆に想像をしやすいものにしている。

セックスの描写は男性のエロ漫画とはかなり趣を異にする。
おなじ女性漫画でも前掲の『先生のお気に入り』などは、女性の姿態や恍惚感を男性漫画に近い形で具体的即物的に描くのだが、本作はもっと観念的である。どちらかといえばいまや絶滅的描写である「朝チュン」に近い。
セックスに淡泊なのではなく、作者は十分にセックスを快楽的に描こうとしているのだが、その方向が男性エロ漫画と違うのだ。ウィルのあふれかえるような気持ちをこれまたあふれかえるような気持ちで都が受け止めるという「観念のセックス」である。多幸感そのものを描くことがセックス描写の核心になっている。
「思う」ことで読者が快楽度を高めることができるので、これもある意味使い勝手がいい部分だといえるだろう。
このようにさまざまな要素が「いい加減」で「ご都合主義的」に造形されていることが、読者にとって非常に「使い勝手」のいい漫画になっているのだ。いったん設定にまきこまれてさえしまえば、男性のぼくであっても十分に楽しめた。
問題は入り口で拒否反応を示してしまうかどうかだ。そこをこえれば楽園が待っている!ぼくをふくめ、いい加減でご都合主義的な設定にのめりこめる人というのは、楽しみが多い。人生をトクしている。

と、いうことらしい・・・。
もともと、Netで公開していたらしい。

http://uehashi.sakura.ne.jp/wcr/iwasete_mitee_monda/index.html

ところどころ、どうしたものかと言う部分もあるがひとまず最後までー気に読みきれる
「白くま」
8月13日の日記のコメント
http://diarynote.jp/d/61090/20070813.html
で触れた、鹿児島名物『白クマ』の画像
http://ja.wikipedia.org/wiki/白くま
をwikiで見た後、無性に食べたくなってたんだけど、念願叶って!?今日セブンイレブンで見つけて食べちゃいました。

今日も、朝からガスやら電気やらの停止/開栓手続きの手配、業者呼んで原付の売却、市役所で転出届を出して、郵便局で転送届を出して、プロバイダに借りてるモデムを返却するための配送票を貰うためにセブンイレブンに。

あまりの暑さに普段は食べない、かき氷でも食べようと物色してたら写真に写ってる「白くま」を発見!
とは言っても、1/3のサイズなんだけど・・・。

家に戻って、食べながら「白くま」について調べてみる。
氷もたっぷりの練乳と一体となるため、溶けていなくてもシャーベット状かそれに近い状態になっている。
ん、確かに、かき氷なんだけどなんだか柔らかい。

さらに調べてたら、こんな見出しが「ニコニコ動画(RC)‐水曜どうでしょう 対決列島 10/10」ヒット!
http://www.nicovideo.jp/watch/sm510135

「白くま」はおいしかったし、どうでしょうは面白かったし、何だか今日は良い一日だった。
http://www.kanshin.jp/comic-beam/?mode=keyword&;id=342491
姉の死後、柾彦を襲った衝撃の体験──遺品である謎のCD、その4曲目を聴いている時に訪れた得たいのしれないバイブレーション。気付けば、柾彦は自分の姿を見下ろしていた!!!! 『皆殺しのマリア』 俊英・竹谷州史が挑むミステリー・ロマン!


久々に一気に読みきった作品。
ああ探偵事務所 関崎俊三 第12巻 続巻
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%82%E3%81%82%E6%8E%A2%E5%81%B5%E4%BA%8B%E5%8B%99%E6%89%80
「ああ探偵事務所」所長・妻木が、たまに来る依頼を周りを巻き込んで時に鮮やかに、時に泥臭く解決していく予定のストーリー。

勢いはないが、おもろい。
エビアンワンダー & エビアンワンダーREACT  おがきちか
http://www.amazon.co.jp/dp/4758051941/
悪人の魂を地獄に送る「銀符」のフレデリカと、銀符の守護者「侍符」のハウリィの姉弟の冒険を描いたファンタジー。フレデリカは、悪魔と契約し、願いを叶えてもらった変わりに「銀符」となった。悪魔の使いと呼ばれ、人々に疎まれながらも結局は人助けをすることになる2人。善にも悪にも属さない彼女らに、世界は何を与えてくれるのか。好感触な絵柄と、スピード感あふれる戦闘シーン、そして著者独特の心に響くストーリー。ユーモアのあるギャグシーンも随所に盛り込まれた、ファンタジーの傑作。


私用で木曜日に会社を休んで4連休。
田舎に帰ると漫画を読むくらいしかすることがない。
絶対可憐チルドレン 第7巻 椎名高志(継続)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%B6%E5%AF%BE%E5%8F%AF%E6%86%90%E3%83%81%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%AC%E3%83%B3
内容
世界でトップクラスの超能力を持つ10歳の女の子3人と、彼女らに振り回される上司兼教育係である普通の20歳の青年が さまざまな事件を解決していくコメディ。
あらすじ
21世紀、エスパーは増えていた。彼らは軍事、外交、経済と、あらゆる面で活躍し国際競争のカギを握っていた。しかし高レベルのエスパーになるほど数が少なく、中でも最高ランクである超度(レベル)7に至っては国内で政府が確認し契約しているのは10歳の3人の少女のみであった。3人は、内務省特務機関超能力支援研究局、通称B.A.B.E.L.(バベル)に所属、「ザ・チルドレン」と呼ばれていた。「ザ・チルドレン」は日本の将来に大きな利益をもたらすと期待されるとともに、もしも普通人(ノーマル)に敵対することになれば止めることができない危険な存在でもあった。B.A.B.E.L.は日本の国益の為に彼女たちの能力を利用すると同時に、彼女らを正しき方向に導かねばならなかった。その任を与えられたのがザ・チルドレンの現場運用主任の皆本である。しかも皆本だけは近い将来に3人が普通人に反抗するエスパーたちの先頭に立つという予知を知らされていた。そうとは知らない3人は皆本を慕ってはいるものの、怒って超能力で皆本を困らせることもある。こうしてこの4人のチームが次々と事件を解決していくのであった。


テンポって言うか、間の取り方が抜群。
おがきちか 続刊 Landreaall
http://ja.wikipedia.org/wiki/Landreaall
アトルニア王国の西端にあるエカリープ。その丘には、火竜を封じるために自らも囚われた洞詠士マリオンの宿る樹があった。DXはマリオンに恋をし、彼女を救い出そうと火竜退治を決意する。

幸村誠 第3巻 VINLAND SAGA(継続)
http://kodansha.cplaza.ne.jp/e-manga/common/whatnew/news_050401b.html
時は最初の千年期の終り頃。西欧諸国、ロシア、北アフリカ、ギリシャ、トルコ、中東に至るまで、あらゆる地に現れ、戦い、略奪し、去っていった民族がいた。後の世の人間は彼らのことを怨嗟を込めて「ヴァイキング」と呼んだ。
その中にあって、最強と謳われた伝説の戦士を父に持ち、ただ2本の短剣だけを手に、凄惨な数多の戦場をひとりの少年が駆け抜けた。彼の名はトルフィン。戦火がやがて北の海をとりまく壮大な版図に広がる中、トルフィンはただひとつ、幼い頃だれかが語った昔話への憧れだけは捨て去れずにいた。


神奈川県横浜市生まれで、多摩美術大学美術学部中退後、守村大のアシスタントを経て『プラネテス』でデビューした漫画家、幸村誠の作品。

この作者、世界観の表現が抜群。
プラネテスでもVINLAND SAGAでも、主人公を取巻く環境にあっさりと引き込まれる。
秀逸。
ラブロマ 全5巻 とよ田みのる
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%9E
とある高校の1年生・根岸由美子(ネギ)は、見ず知らずの同級生・星野一から突然告白される。最初は拒絶していたネギだったが、星野の積極的なアタックの前についに陥落。こうして、友達を巻き込みながら二人の不器用な純愛が始まった。2年生になってクラスも同じになり、進路に揺れつつ仲を進展させながらの、3年生までの物語が描かれた。
作者が住んでいる江戸川区の江戸川周辺をモデルとした町で繰り広げられる純愛ラブコメディー。

なんて言うか、ど真ん中に直球を放り込むような漫画。ある意味清清しい。
テンポが良くて、キレもある。なのだが、どことなく癒し系風味。
お奨め。
エアマスター 全28巻 柴田ヨクサル
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC_(%E6%BC%AB%E7%94%BB)
主人公相川摩季は、都内の戸的(とまと)高校に通う一見普通の女子高生である。しかし、ストリートファイトの世界では、「エアマスター」の異名を持ち、空中戦を得意とする最強の女子高生なのだ。

本作品ではコギャルを含む個性的な仲間たちとの友情、極めて個性的なライバルたちとの出会い、次々と現れるこれもまた個性的な(というより変な)強敵たちとの戦いの遍歴が描かれる。一瞬の充足に全てを賭けてストリートで戦い続ける摩季。真の強さとは何か? その先には何があるのか?
ストーリーは導入となる「ストリートファイト四天王編」、北海道からやってきた不良集団とのバトルを描く「黒誠意正義連合編」、摩季がプロレスの舞台で戦う「女子プロレス編」、路上格闘家のランキングをめぐる「深道ランキング編」と展開し、最後にほとんどの人物が登場するバトルロイヤルを描いて終幕となる。


個人的には絵が好きにはなれないのだが、引き込まれて短期間で最後まで読破。
テンポや展開のバランスが良いのか???
http://ja.wikipedia.org/wiki/ONE_OUTS
沖縄で自主トレに励む“不運の天才打者”児島弘道は、賭野球「ワンナウト」で無敗を誇る男、渡久地東亜と出会う。児島は一度は東亜に敗れるものの、再度挑戦し捨て身で勝利をもぎ取る。彼は、東亜にリカオンズ優勝への光明を見いだし、プロの世界へ導く。開幕を控え、球団オーナーの彩川と対峙した東亜は、驚くべき年俸契約ONE OUTS(ワンナウツ)を提示する。


野球漫画と位置づけるには随分とテーマが盛り沢山。
良くもまぁ、これだけ欲張って盛り込んだもんだと感心する。

ともあれ、テンポがよく、予想外の展開に惹き込まれて、あっという間に読破した。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%82%E3%81%95%E3%81%8D%E3%82%86%E3%82%81%E3%81%BF%E3%81%97
宇治十帖を含む源氏物語54帖が比較的忠実に描かれており、古典の中でも特に著名な源氏物語の世界を漫画という形で平易に視覚的理解を助け、古典への興味を持たせた功績は今なお大きく、大手予備校の書棚に置かれるなど特に受験生必携の書ともなっている。平安朝の生活様式などを詳細に調べて漫画化した功績は大きいが、空蝉に対する著者の解釈や、桐壺帝と桐壺の更衣の出会いなど、原作や当時の常識とはかけ離れた部分もある。


こんなん読んでも、古文で点が取れるとは思えん。
点取らせたきゃ、強制的に問題を一問でも多く解かせる「合格者養成ギプス(*1)」でも作らんかね、大手予備校。

*1)実用新案、特許出願中の訳が無い
スミレ♡17歳!! 全2巻 永吉たける
久しぶりのスマッシュヒットだった。
(本来ギャグ漫画はあまり好まないはずなのに。)

話は主人公(!?)の四谷スミレが野々山高校に転入してくるところから始まる。マジで考えればありえないのだが、転向してきたスミレが周囲に少しづつ受け入れられていく。

プロに徹するオヤジの姿に笑い、周りの友人の温かさに仄々とさせられれる。

全体にキレが良いんだなぁ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89
主人公・神代ユウは、家にも学校にも居場所を見つけられず夜の街にいた。華奢な外見であり、ひ弱ないじめられっこであったユウだが、ある時、ボクシングのワン・ツーを覚え、人知れず自室で訓練を繰り返す。そして何ヶ月か経ったころ、街で自分に絡んできた不良たちをワン・ツーで倒していったユウは、しだいにヤンキー狩りと呼ばれ恐れられるほどになっていた。その名に引かれるように、腕に憶えのある不良たちがユウに挑みかかり、彼だけではなく初めて出来た友人や仲間たちをも巻き込んでいく。しかし、繰り返される強敵との闘いの中で、ユウの実力はさらに上がり、その強さで、夜の街をうろつく若者たちの中で路上のカリスマとも言える存在になっていった。


不登校のひ弱なヒッキーが引き篭もっている間に技を磨き、柔道部、空手部、剣道部、ボクシング部のエースを片っ端からなぎ倒して、闘った相手と仲良くなっていく。

頭文字DとNHKによろしくとはじめの一歩とドラゴンボールの良い所取りをしたような・・・

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