月観測衛星「かぐや」の半導体取り付けミス、原因はNECによる点検ミス
2007年11月21日 日常しっかりしろよ、NEC
社内セキュリティも大事か知れんが、情けなさすhttp://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200711211600&page=2
社内セキュリティも大事か知れんが、情けなさすhttp://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200711211600&page=2
Technobahn 2007/11/21 16:00】宇宙航空研究開発機構(JAXA)の月観測衛星「かぐや」と超高速インターネット衛星「WINDS」にコンデンサの極性が逆に取り付けられているというミスが見つかった問題の原因は衛星の開発を行ったNECの点検体制が不十分であったことが、同社がJAXAに提出した内部調査報告書により19日までに明らかとなった。
「かぐや」と「WINDS」で見つかったコンデンサの取り付けミスは、「WINDS」の衛星完成後に行われた地上テストで見つかったもので、「WINDS」の取り付けミスが見つかったことから「かぐや」に関しても改めて再確認テストをやり直したところ、「WINDS」で見つかった同じ取り付けミスが、「かぐや」でも見つかったというものとなる。
「かぐや」はコンデンサの取り付けミスが打ち上げの直前で見つかったため、衛星を打ち上げ直前になって急遽、修復。この修復作業のために打ち上げ日程は約1ヶ月延期となり、JAXAはロケットの保管費用など1億6000万円の追加出費が余儀なくされていた。
JAXAでは衛星の部品取り付けミスは重大な過失にはあたらないとしており、JAXAが負担した打ち上げ延期のために要した1億6000万円の追加費用は、NECには請求しない考えの模様だ。
先月31日には三菱重工が航空自衛隊のF-2支援戦闘機の整備点検を行った際に機体の姿勢変化を検知するピッチ・レート・ジャイロ(機首上下方向)とロール・レート・ジャイロ(横回転方向)の配線を逆に接続。この接続ミスのために整備点検が行われたF-2支援戦闘機は、点検後の試験飛行の際に離陸に失敗して落下炎上するという事故も起きていた。画像を拡大する
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