PLC

2007年3月3日 日常
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0702/28/news108.html
パイオニアは2月28日、PLC(Power Line Communication:電灯線通信)
を利用するサウンドシステム「music tap」を発表した。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E5%8A%9B%E7%B7%9A%E6%90%AC%E9%80%81%E9%80%9A%E4%BF%A1
Power Line Communications :電力線搬送通信
電力線搬送通信は、電灯線や配電線に電源周波に重乗して特定周波の信号を
流して、これによってデータ通信を行おうというもので、原理的には、アナ
ログ加入者線に高い周波数帯域のデータ信号を重畳するADSLと似ている。
物理層速度は最大190Mbps、実測値で最大80Mbpsの製品が発売されている。
規制緩和前の10kHzから450kHzまでの周波数を用いた製品では、通信速度9600
bps程度の低速なデータ通信しかできなかった。

2006年12月に解禁されたのは宅内系PLCとしての利用に限られたため、現在
PLCはFTTH等の足回り(いわゆる「ラスト10メートル」)や、ローカルネット
ワーク用として使われ始めている。
FTTH等の足回りとしての利用は、ビルや集合住宅内で回線を引き回す際に
利用される。この用途には、住友電工からモデムが発表されている。
この分野ではこれまで、有線LANやVDSLが利用されてきた。NTTやKDDI、電力
会社はADSLや光回線と併せた普及促進キャンペーンを行っている。

ローカルネットワーク構築のための技術としては、これまでにも有線LANや
無線LANがあった。PLCの利点は、新たな配線が不要な有線LANであるという
点である。無線LANはノートPCにおいて多くの機種に採用されるようになった
が、電波を利用するため障害物に弱く、一台のアクセスポイントでは家屋内
全部屋を賄いきれない例も多い。

今後、ISPからはPLC内蔵のモデムなどが、PLC製造業者からもPLC・無線LAN
複合型の装置が登場予定であることから、PLC支持者は「回線網からPLCへは
有線LAN、各部屋間の配線はPLC、部屋内でのアクセスは無線LANというように、
棲み分けがされるようになっていく」と主張している。一方で、近年無線LAN
機器の性能向上が著しく、最近の製品ではMIMO(Multiple Input Multiple
Output)によるダイバーシティなどを利用することで通信可能な範囲が大きく
拡大していることから、PLC反対派からは「各部屋間の通信も原則として無線
LANで賄えるのではないか」という意見が出ている。

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