元旦に取り上げた件
▼新年早々、梅木良則氏のBLOGがお祭り炎上
http://diarynote.jp/d/61090/20070101.html
に決着が着いた。
決着が着いたとは言うものの、全然納得できるものではない。
決着が着いて、むしろ、はらわたの煮えくり返る思いだ!
ニュースが消える前に、文面を以下に保存する。
http://news.livedoor.com/article/detail/2974582/
▼新年早々、梅木良則氏のBLOGがお祭り炎上
http://diarynote.jp/d/61090/20070101.html
に決着が着いた。
決着が着いたとは言うものの、全然納得できるものではない。
決着が着いて、むしろ、はらわたの煮えくり返る思いだ!
ニュースが消える前に、文面を以下に保存する。
http://news.livedoor.com/article/detail/2974582/
1月11日(木)都内ホテルにて、2006年12月31日(日)大阪・京セラドームで開催されたTBS/MBS/FEG主催『K-1 PREMIUM 2006 Dynamite!!』での秋山成勲(フリー)VS桜庭和志(フリー)戦に関する記者会見が行われた。
試合中に桜庭が「(秋山の足が)滑る!」と何度も抗議、秋山がオイル類を足に塗っていたとの疑惑が掛けられ、その後はグローブが左右同じものではなかった(右手側にスポンサーのロゴが入っていなかった)、グローブの大きさが違うなどファンからも次々と疑惑が浮上した。試合後には桜庭サイドから正式な文書で異議申し立てがあり、レフェリー・ジャッジを含めてのミーティング調査が行われ、この日の発表となったもの。試合の裁定はノーコンテストとなった。秋山が市販のスキンクリームを塗っていたことを認め、TBSのTVカメラで撮られた映像にも塗っていた場面が確認できたために秋山は“失格”処分、ファイトマネーは全額没収となった。スキンクリームについては、秋山は元々「乾燥肌」でそれを防ぐために普段から使用しているものだった。秋山は使用が禁止されているタイオイルやワセリンの類いではないため、塗っても大丈夫という認識で使用していたという。今回、クリームの成分を調べたところ脂分が入っていたことが確認され、また、HERO’Sルールでは試合前に体に何かを塗るという行為自体が反則となるため、“失格”となった。ただ、TBSが撮影したVTRでの秋山サイドの会話を確認したところ、悪意があって塗っている感じはしなかったため“過失”と判断され、故意ではなかったという判断が下されている。試合前にチェックをしたにも関わらず、これを見逃した審判団にも何らかの処分が下されることにもなった。また、同時に指摘されていたグローブに関しては、「ロゴがはがれやすいもの」だったためウォーミングアップ中に剥がれ落ちたと判断された。試合後に回収したグローブをチエックしたところ、試合前に渡したものと同じであったことが確認されている。
会見には谷川貞治イベントプロデューサー(以下EP)、磯野元HERO’Sルールディレクター、平直行HERO’S審判長、梅木良則レフェリーが出席、この一戦の裁定に関する結果報告が発表された。また秋山本人も会見に出席し、今回の件についてコメントを残している。
グローブ問題についての報告
谷川EP「まず時間が経って発表することになりましたことを心よりお詫びいたします。その間、かつてないほどファンの皆様からの問い合わせ、ネットでの書き込みなどありまして、混乱させてしましました。お正月休みということもあったのですが、徹底的に検証させていただきましたので、ここにすべてをお話したいなと思います。Dynamite!!というイベントはK-1 PREMIUMという名前が付いていますが、K-1ルール、K-1MAXルール、HERO’Sルールと、大きく分けて3つのルールが行われています。HERO’Sルールに関してはHERO’Sの審判団に裁いていただいています。そこで磯野元HERO’Sルールディレクターより、今回の件について説明していただきたいと思います」会見で配布された資料によれば、今月7日&8日にHERO’S審判団が集まり、大会当日にTBSやオフィシャルカメラが収録した映像(バックステージを含む)を見ながら検証、10日に秋山とセコンドを集めて事情聴取が行われ、審判団としての処分と対応を決定し、主催者であるDynamite!!実行委員会(FEG及びTBS)に報告したと記載されている。磯野ルールディレクター「まずグローブの疑惑について説明します。第4試合の休憩後にバンテージ・チェックした秋山選手とセコンドの門馬、山田両氏が競技役員室にグローブを取りに来たので、審判団のグローブ係・田沢競技役員より主催者が用意した『EDWIN』のロゴ入りのグローブを渡しております。秋山選手は、その際、2Lか3Lか迷っていましたが、実際に(グローブを)はめてみて、3Lを選びました。バンテージは主催者が支給した範囲のものであれば、ルール上いくら巻いてもOKとなっています。この時、秋山選手は厚めにバンテージを巻いていたために、2Lでは(グローブが)入りませんでした。控え室の映像でグローブを支給された秋山選手が、須藤選手の試合前後で控え室に戻ってきているところが確認されています。その後、秋山選手ははめていたグローブを外して、秋山選手が用意したベッドの横に置いています。この時、グローブのロゴは両方とも確認されており、バンテージにも審判団がチェックしたサインがあることを確認しています。第8試合後の休憩後に秋山選手がウォーミングアップ・スペースに登場します。この時の映像を見ると、最初にチェックしたサイン入りのバンテージをはめた秋山選手がウォーミングアップをし、その後支給されたグローブをつけてミット打ち、寝技のスパーリングを行っています。映像ではミット打ち、スパーリング中に秋山選手の右手のグローブのロゴがはがれていくところが確認できます。スパーリング途中では、完全にそのロゴがはがれてしまっています。秋山選手が故意にグローブを変えた形跡はなく、問題は見当たりませんでした。ウォーミングアップ終了後、そのまま汗をかいた秋山選手に対し、審判団のグローブ係、岸名審判員が入念にグローブチェックをし、問題がないということで、赤いテープをそれぞれの手首に巻き、検印を押していることを映像で確認しております。この時、審判員は右手のロゴがないことを見逃しており、審判員のミスが発覚いたしました。本来、ここで予備のグローブに交換していれば、今回のような混乱は起こりませんでした。試合の時、秋山選手が入場し、リング上で芹沢サブレフェリーがグローブチェックをしておりますが、右手にロゴが入っていないことを見逃しています。ここでも審判員、サブレフェリーのミスが再び発覚しました。試合後、オイル問題もあり、リングから控え室に退場する秋山選手に私と審判員数名が密着して同行いたします。控え室途中の通路でボディチェックをする際、秋山選手より『腕が痛いのでグローブを外していいでしょうか』という要請がありましたので、審判員が立会いのもと、秋山選手のセコンドがハサミでグローブとテーピング、バンテージをカットして、グローブを外します。その際、審判員でグローブ、バンテージ共に異物が入っていないことを確認しています。その後、主催者がそのままグローブを回収しましたが、公式の3Lのものであることを確認しています。そのため、グローブに関してはなんら問題がなかったことが分かります。ロゴがはがれたことについて、グローブ製作会社への確認を行いました。印刷過程ですが、まずスポンサーからロゴが納品されます。これは白ざぶとんに赤の『EDWIN』のロゴ2色となります。そして製品に圧着させる専用のシートにロゴを印刷し、シートを規定の大きさにカット、シートに熱を加えて、グローブに圧着させて完成します。実際にロゴがはがれる可能性については、製作会社によりますと、昨年のDynamite!!で問題がなかったため、同様の方法でグローブに(ロゴを)印刷しました。万が一、ロゴがはがれるとしたら、グローブが本革なので、革の乾燥の問題、または選手の汗があまりにも多い場合ははがれる可能性があるとのことでした。実際に今年のDynamite!!で使用したすべてのグローブを回収したところ、他の選手、曙選手のグローブのロゴが若干はがれかかっているのが確認されており、これでグローブのロゴがはがれる可能性があることが証明されました。以上の結果、審判団の見解として、グローブについては秋山選手の故意の不正はどこにも見当たらず、それは映像からも十分に検証できたと思います。また過去の例から言うと、選手によっては硬いグローブを嫌い、支給されてからグローブを装着するまで、踏んだり揉んだりして、グローブを柔らかくする人がいるため、今後、グローブにスポンサーロゴをどのような方法で入れるか課題が残りました。製作会社は早急に検討することを約束していただきましたので、改善されることと思われます。また今回このような事態が起こった原因を作ってしまったグローブ係審判員とサブレフェリーには、ペナルティ処分を与えることを決定しました。審判団としましても、三重四重のチェック機能を作ることで、今後このような事態の再発を防ぐことといたしました」
オイル問題についての報告(1)
会見には谷川貞治イベントプロデューサー(以下EP)、磯野元HERO’Sルールディレクター、平直行HERO’S審判長、梅木良則レフェリーが出席、この一戦の裁定に関する結果報告が発表された。また秋山本人も会見に出席し、今回の件についてコメントを残している。以下、磯野ルールディレクターによる発表内容の詳細。「オイルに疑惑についての検証結果を報告させていただきます。青コーナーより先に桜庭選手が入場し、赤コーナーより秋山選手が柔道愛好者140名の少年少女と共に入場します。通常、選手はリングインする前のリング下で、サブレフェリーにボディチェックを受けますが、この時はいつもの秋山選手の入場曲が終わってしまいそうになったため、リング下で芹沢サブレフェリーが秋山選手に道衣を着るか、脱ぐかを確認します。ここで秋山選手が『脱ぎます』と返答したため、まずはリングインさせてから、リング上でボディチェックをすることになりました。ここで芹沢サブレフェリーは秋山選手の道衣の中にを手を入れ、体に直接手を触れて異物の存在、オイルの有無をチェックしましたが、異常が認められなかったため、通常通りに試合を開始することになります。試合開始、立ち技の攻防の中、1分39秒あたりで、桜庭選手が秋山選手の左足にファーストタックル、テイクダウンが奪えず、再び立ち技の攻防となります。2分5秒あたりで桜庭選手の左ローキックが秋山選手の金的に当たり、試合が一度中断。このインターバル中に桜庭選手は、桜庭選手側にいた和田サブレフェリーに「体が滑るんですけど」とアピールします。しかし和田サブレフェリーはこのアピールが強い主張がではなかったこともあり、秋山選手の体をチェックしませんでした。また梅木レフェリーをはじめ、他のジャッジ陣はこの時に桜庭選手からこのようなアピールがあったことは認識していませんでした。試合再開後、3分37秒あたりで桜庭選手がタックル、秋山選手が足を抜くようにタックルをはずします。それに対し桜庭選手がコーナーに下がりながらタイムを要求しますが、秋山選手がパンチでラッシュしていったため、レフェリーは試合をストップできず、そのままパンチの応酬となります。その後、、一旦間合いが開きますが、再びパンチの応酬となり、4分13秒あたりで桜庭選手が三度目のタックル、テイクダウンが取れずに桜庭選手がそのままガードポジションになり、秋山選手がパンチを何発も放つ展開となりました。秋山選手がパンチを放っている間、桜庭選手は下から手を取り、腕ひしぎなどを狙いながら『おい、レフェリー! 滑るよ』と何度もアピールします。秋山選手は構わずパンチを落とし、レフェリーも『アクションしないと試合を止めるぞ』と桜庭選手に返しました。試合はパウンドを連打されながらも、桜庭選手の意識が飛んでいなかったため、レフェリーはリング下の本部席にいる平直行審判長とコンタクトを取ります。HERO’Sルールではドクターやサブレフェリーが危険と判断した場合、審判長が代表して試合を止める権限があり、最終的にはこのままでは危険な状態にある、この状況では展開が変わらないと判断し、リング下の協議で審判長裁定によるTKOとなりました。TKO後も意識のある桜庭選手は強い語気で『何で? 滑るよ!』とレフェリーにアピール、梅木レフェリーはすぐにその場で秋山選手の胸と背中をチェックします。またテレビ放送では映っていなかったのですが、ジャッジの松本審判員は桜庭選手の抗議の内容から、秋山選手の足をチェックすべきだという指摘をし、梅木レフェリーはその時すでに道衣の下を履いていた秋山選手の裾をめくり、足をチェック、オイルの有無など、異常を確認することはできませんでした。より正確な判断をするため、私と他の審判員一同はリング上で行われた閉会式での秋山選手の挙動に注目しました。リング下に降りてからも、私が秋山選手の帯を抱えるように密着、同行し、会場を退場するまでの秋山選手の挙動を観察しましたが、体から何かを拭き取るなどの不正の痕跡を隠滅、隠蔽するような行為は一切ありませんでした。控え室に戻る途中の通路で、秋山選手と同行していた私、平審判長、K-1ルールディレクター大成審判員、桜庭選手のセコンドを務めた豊永稔氏が立会いのもと、秋山選手にもう一度道衣を脱いでもらい、まず豊永氏に秋山選手の体に直接触れてチェックをしてもらいました。次に平審判長、大成審判員、私の順で全身、特に足、ふくらはぎ、膝裏などを入念にチェックします。感触や臭いなどから総合的に判断し、『ヌルヌルしている』と感じた者もいましたが、それがワセリンやオイル等、不正な物質を塗布しているとまで言い切れないという判断になりました。それを審判団より桜庭選手サイドに説明しましたが、桜庭選手は何度もクレームを続け、後日、正式に書面で抗議の申し出がありました」
オイル問題についての報告(2)
会見には谷川貞治イベントプロデューサー(以下EP)、磯野元HERO’Sルールディレクター、平直行HERO’S審判長、梅木良則レフェリーが出席、この一戦の裁定に関する結果報告が発表された。また秋山本人も会見に出席し、今回の件についてコメントを残している。以下、磯野ルールディレクターによる発表内容の詳細。「リング上、試合直前の芹沢サブレフェリーのボディチェック、試合後リング上での梅木レフェリーのボディチェック、バックステージでの平、磯野、大成審判員と豊永氏のボディチェックで、ヌルヌルしていると感じた者もいましたが、それがワセリンやオイル等とは判断できませんでした。しかし秋山選手がいる赤コーナー控え室にいた関係者の数名から『秋山選手が体にクリームを塗っているのを見た』という証言もあり、当日バックステージを撮影していたTBS、オフィシャルカメラの映像を全て見て確認することになります。その映像では入場ゲートに向かう直前に、ウォーミングアップを終えてグローブチェックを済ませた秋山選手が道衣を脱いで、秋山選手陣営の2名が(編集部注※前文訂正)全身にクリームを塗っているシーンを発見しました。後日、審判団の事情聴取に対して、秋山選手とセコンドは(クリームを塗ったことを)最初から認めます。秋山選手本人はワセリンやオイルは認められないが、クリームはOKだという認識不足が判明いたしました。秋山選手が全身に塗っていたのは、米国製の『オーレイ・クエンチ・ボディローション・エキストラ・ドライスキン』というクリームで、乾燥肌の人がつけるものでした。ワセリンやタイオイルといった、格闘技で用いられるオイルではありませんが、成分にはワセリンやグリセリンも含まれる油性のものです。また桜庭選手が主張するように臭いも強く、塗った直後はスベスベした感じしか残りませんが、水分や汗を含ませると、かなりヌルヌルになることが実験で判明しました。HERO’Sルールでは、あらゆる全ての塗布物を体に塗ることは禁止されているため、何を塗ったかということではなく、異物を塗ったこと自体が反則となります。映像を確認している段階で、試合直前のボディチェックの際、芹沢サブレフェリーによる秋山選手の下半身チェックは、道衣の上からしか行っていないことが判明し、ここでも審判団のミスが発覚しました。梅木レフェリーのレフェリングについて、桜庭選手がタイムを要求した時は、秋山選手のパンチが攻撃中だったこと、金的やサミング、バッティングといった秋山選手の反則や偶発性の事故により、桜庭選手がダメージを負ったものと確認が取れなかったので、止めることはできませんでした。ここで止めた場合は、秋山選手側のクレームの対象になります。またその後、両者の間合いが開くシーンがありましたが、そこで桜庭選手が特にクレームをしなかったため、試合を止めませんでした。次に桜庭選手がグラウンドで下になり、クレームを言ってきましたが、これも秋山選手の攻撃中であり、試合をストップできるタイミングではありません。HERO’Sルールでは、あのように攻撃が可能な場合でのストップ→ドントムーブは行っておらず、ドントムーブで試合を中断しなかったことは、決してレフェリーのミスとは言えません。決まり手に関しても、リング下の審判長の判断を仰ぎながらTKOとしたのもルール上は何も問題はなく、このことは審判団全員一致の意見でした。桜庭選手の金的で試合がストップしている時、桜庭選手が和田サブレフェリーに『秋山選手の体が滑る』と主張したのであれば、その時に秋山選手の体をチェックすべきでした。これは和田レフェリーの過失にあたると、審判団は判断します」
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