技術者(職人)の教育とは
2006年1月26日 お仕事職人というものがその後継者を育成するときは、形というものにはめなければならない。そして、その形を継承させつつ、その中から独自の個性というものを発揮させるようにする
ここでいう職人は、技術者と読み替えることが可能です。IT領域においても、スキルのある後継者を育成するためには、「形というものにはめる」ようにスキルベースで教育する必要があり、つぶしが利くようにするよりは、特定の技術を教え込むという格好になるわけです。
例えば、COBOLを使っている職場で後継者を育成しようとしたら、COBOLを教えるしかないですよね。いかに本人が「IT市場で求められているJavaを身に付けたい」と希望したところで、COBOLを熟知してもらわないことには後継者にはなり得ないわけですから。
この後継者はCOBOLの領域で専門家になりますが、COBOL自体が世間一般で使われなくなった場合、つぶしは利きません。とはいえ、後継者にはCOBOLを学んでもらう必要があるし、仮に(おそらくCOBOLよりも世間一般で今後使われるであろう)Javaを並行して学んだとしても、Javaだっていつまで使われるか分かりません。
COBOLかJavaかというのは程度問題で、技術者や職人が身に付けた能力やスキルそのものは、長い目で見ればつぶしが利かない部類に入ります。特に、IT領域は技術革新の波が早いですから、求められる能力やスキルが毎年のように入れ替わります。
技術者や職人に能力やスキルを付けるという意味では、先にも述べたように、特定の技術を教え込む必要があり、これは真の教育とは性質が違うということを理解してください。
http://jibun.atmarkit.co.jp/ljibun01/rensai/eh04/eh01.html
大事なのは、使う言語じゃなく、コード化するまでの考え方とコード化するときの作法だからね。
言われたことを忘れずに期日までにやるとか、正しい日本語でドキュメントを書くとか、それ以前の常識レベルが・・・
悪びれた様子もなく、「忘れてました」、「やってません」じゃぁ、ねぇ・・・。
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